ある家族の事例から統合失調症への対応を問う
ドキュメンタリー監督の藤野知明が、統合失調症の症状が現れた姉と、彼女を精神科の受診から遠ざけた両親の姿を20年にわたって自ら記録したドキュメンタリー。
面倒見がよく優秀な8歳上の姉。両親の影響から医師を目指して医学部に進学した彼女が、ある日突然、事実とは思えないことを叫びだした。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母は病気だと認めず、精神科の受診から彼女を遠ざける。その判断に疑問を感じた藤野監督は両親を説得するものの解決には至らず、わだかまりを抱えたまま実家を離れる。
姉の発症から18年後、映像制作を学んだ藤野監督は帰省するたびに家族の様子を記録するように。一家全員での外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親と対話を重ね、姉に声をかけ続けるが、状況はさらに悪化。ついに両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになってしまう。
★上映館 川崎市アートセンター(新百合ヶ丘北口5分)
★上映開始時間 1月18(土)・19(日)・21(日)~24(金) 14:20
1月25(土)・26(日)・28(火)~31(金) 14:15
★上映時間 101分
★料金 一般1800円/大学・専門学校生1400円/
シニア・会員1100円/障がい者・付添(1名まで)1000円/
高校生以下800円
*チケットは上映日の3日前からオンライン申込か会場申込で。電話での受付はありません。
