4月19日(土)精神障がい者の地域移行について

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~病院のケースワーカーの役割~

桜ヶ丘記念病院地域連携室 主任中原さとみ氏・金沢幸輔氏・高村唯風季氏

参加者18人 (会員14人)

サンクラブ多摩では、会員家族の多くが外来または入院で桜ヶ丘記念病院にお世話になっています。そのため、当日はかなり暑く冷房も無い環境でしたが、いつもより多くの方が参加者されていました。

〈桜ヶ丘記念病院の概要〉

  • 診察規模
    ・病床数447床  病棟数8病棟(5月でもう1病棟閉じる) (精神科救急医療、アルコール、認知症、地域移行、療養型医療)
  • 入院759件、退院778件(2023年度)、一日平均外来患者 約151名(2023年度)
  • 職員数 312人(2024年8月現在)精神保健福祉士 14人(2025年4月から16人)

職員数 312人(2024年8月現在)精神保健福祉士 14人(2025年4月から16人)

〈医療相談室〉

  • 精神障がい者や精神疾患から生活に悩みを抱えている人の相談。
  • 外来や入院の相談、退院後の生活、経済的な事、就労などの相談。

〈多摩市福祉事務所との連携〉

  • 生活保護受給者で精神疾患が疑われる人の自宅へ、担当ケースワーカーと同行訪問。名称は「健康管理支援員」 *最近20代が増えている、受診へ繋げる、手帳や年金などの説明。
  • 処遇困難ケースへの対応について助言等。

〈地域連携室〉

  • 精神保健福祉士と介護員が在室。
  • 在宅支援(訪問看護指導等)
  • 就労支援IPS(療養生活継続費支援加算)。   *IPS=Individual Placement and Support 個別就労支援プログラム
  • 相談支援事業・居宅介護事業の管理・運営。
  • 東京都保健医療計画における南多摩医療圏域(多摩・稲城・日野地区)の管理運営。
  • 「精神科医療地域連携事業」基幹病院として地域連携会議等を主催し、本事業を軸に地域、近隣の医療機関、関係機関と連携体制を構築。
  • 講演会開催、ボランティアの受け入れ等の相談

<主な質疑応答>

ホワイトボードに画像を写しての説明のあと、出席者から様々な質問がありました。

問:今までのグループホームが合わないので相談室で紹介してもらえますか?

答:ショートステイなどを利用してみるのが良いでしょう。市外の方でも障害者総合福祉法でショートステイを使えます。

問:短い時間の働き方ならできるのですが、そういう紹介はありますか?

答:紹介はしていませんが、一緒に探します。週一日、半日だけ働いている人もいます。

問:1日1時間の仕事が携帯に出てきますが、そういうのはどうですか?

答:1日数時間の仕事をしている方もいます。ショートタイムの仕事は、最近、詐欺も増えているようですから、くれぐれもご注意ください。

このほか、いろいろな家庭の事情の話が出ましたが、心配事がある人は一度相談室を訪ねてみてはいかがですか。

(S.T)


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